ママこそ冒険にでよう!

元教員、ママカウンセラー・コーチのサニーのブログ

中2男子 勉強しなくて困るから一緒に勉強する時間を作っているんですけど…

中2男子 勉強しなくて困るから一緒に勉強する時間を作っているんですけど…

3人兄弟をお持ちのママさんからのお悩みです。長男(中2)の成績のことを思って、塾は高いから、ママさんが勉強を教えてあげるスタイルを取られていました。中1のころは、まだしも、だんだん難しくなってきて、ママも一緒に教科書を見て勉強されていました。

 

えっ??そこまで??と思われる方もいらっしゃると思うのですが、こういうお話をされる中学生を持つママさん、けっこういらっしゃいます。

桜と中学生男子[10248008958]の写真素材・イラスト素材|アマナイメージズ

自分自身に目を向けて、夫も子どもも私も幸せになる。元教員・ママーカウンセラー・コーチのサニーです。

 

このお悩みを聞いたのは、昨年末でした。ちょうど2学期学年末試験のころ。

 

☆☆☆

勉強しなくて困るから一緒に勉強する時間を作っているんですけど…でも、もう私が疲れてしまって。ゲームばかりするので、ゲームを私が抱いて寝ても、スルっと取られていて。朝方まで息子は部屋でやってるようなんです。兄弟げんかも絶えないし。だんなも「最低、平均点のラインは取っておかんといけん」って言うから、私が勉強を見てやらないといけないんです。私自身勉強は嫌いなんですけど、息子のためにやらないと。週二回だけなんですけどね。夜の8時から9時までは、一緒に勉強してるんです。でも、正直、その時間が苦痛で…。

☆☆☆

 

笑顔が引きつっていて、目がきつくて、元気がないママさん。長男が中1のころから、一緒に勉強されていたので、もう、だいぶ、本当にまいっている感じがありました。

 

「どうして、そこまでしてでも、勉強してほしいの?」

「将来のため」

 

子を持つお母さんは、みんな思うことですよね。でも、何かがおかしくないですか?

 

だれも幸せな人がいない。

 

「本当は、どんな家族でありたい?」

「勉強!とか言わずに、楽しく笑って過ごしたい」

 

勉強って言いたくないんだ。あれれ、なのに、勉強をさせないと!と思い、勉強できないと大変なことになるという不安。本当は、その不安どこからきているのでしょうか?

 

「ママが何か勉強できなくて困ったことがあった?」

「ほんと、私バカで、勉強はぜんぜん。双子の姉は、すごく勉強ができて。私はぜんぜんで、一応、大学いったけど…」

 

ええ??大学行ったのね。勉強嫌いでも…

ここで、すごく勉強できるお姉さんが登場!!においますね~。(ミッケ!)

 

私の質問攻めがスタートです。

「っで、その時どう思ってたの?」

「っで、お父さんは何て?」

「っで、お姉さんのことはどう思ってたの?」

 

でも、そんなこと考えたことないクライアントさんは、頭の中が「・・・」状態。息子をどうにかしたいのに。わたしのこと??

 

そう!わたしのこと!自分のに目を向ける。何があなたをそうさせているのでしょうか?

 

さてさて、ちょっとママさん目線から離れまして…

 

子どもは、親のことが大好きです。無償の愛です。大きくなってくると、分かりにくくなるのですが、その愛は確実に子どもの中にあります。虐待をされた子どもが、親と生活できなくなったとき、「ごめんね。ごめんなさい。ぼくが悪いの。お母さんは悪くない!」と言うそうです。子どもは、親を笑顔にするために選んで生まれてきた、とも言いますよね。

 

私は、長男くんの想いに心が飛んでいきました。(ヤバい!スイッチが入るやつですわ)

 

中学生男子が、わざわざ週二回とはいえ、やりたいゲームをやらず、したくない勉強をお母さんとする一時間。

 

嫌だって逃げることも。力ずくで拒否することも。無視することもできるのに…

中2と言えば、学校では本当に難しい時期で、こっちの言うことなんて聞きやしない。

 

なのに、どうして、席に着くのか?もちろん、勉強への不安はあると思います。やらないといけないのも本人はよく分かっていると思います。それでも、ゲームがなにより大好きな彼が、1時間も我慢をする…

 

お母さんを困らせたくない。

 

からでは、ないでしょうか?長男くんの愛を感じた時、中学男子の愛を感じた時、くわぁぁーー!!と熱いものが込み上げてきて、ママに熱く語ってしまった(汗)つーっと流れる涙とともに。

 

なんでやねん!ひくわ~と。ツッコミたくなります(笑)あの??!思春期真っただ中の子どもたちの「愛」を感じた時、私は熱くなるようです。トホホ

 

そして、今日。久しぶりのママさんと会いました。

「サニーさん。ほんと、ありがとう!!勉強はどうなってるか分からないけど、幸せ。あー、ゲーム?ゲームはしてる。でも、兄弟げんかも減った~。ほんと、幸せなんよ~。爆食いすることもなくなって。今、楽しくて!いろいろ知りたくて、本読んだりしてる~。だんなさんともいい感じよ。子どもがかわいくて、ないけどな、ないけど~4人目もいいなぁ~って。」

 

えっ??だれ??同じ人??というぐらいの変化♡♡

「幸せ」という言葉を聞くと、根本先生(師匠)すごいなぁ~。心理学ってすごいなぁ~。と、師匠の顔が浮かびます。

 

あの日から、私からの質問を「なんでだろう?」と何度も自分自身に問いただしたそうです。ママさんが子どものころに「勉強しなさい!」を言われなかったご両親に感謝の思いがわいてきて、「じゃあ、息子も言われたくないわなぁ…」と思ったそうです。

 

今、ママさんは、ワクワクすることがたくさんあって、楽しい!とキラキラされていました。

 

自分と向き合う。すごいことだなぁと思います。1人では気づきにくいこともあると思います。そのきっかけを見つけに、来てください。3月のカウンセリング募集中です。

 

自分自身に目を向けて、夫も子どもも私も幸せになる。元教員・ファミリーカウンセラー・コーチのサニーでした。

 

みなさま、よい一日を☆